麗しの香道具✿その六 海辺の景色
羽衣香の盤です。
左が天人、右が釣人。中央の松の木にかかっているのが羽衣です。
羽衣というと、みなさん、ヒレのような薄い布を想像されるようですが、
こちらの羽衣は、蓑ふうのカタチの、鳥の羽を使用したもの。
衣というより、羽そのもののようです。
古文書に載っていた通りに作られたそうです。 作者は、もちろん、古心流随一の職人、Yさんです。
Yさんには遠く及びませんが、
今回の羽衣香のために、私も、地敷を手作りいたしました。
額しか見えませんが、水色の布がそれです。
ちなみに、その上に広がっている肌色の打敷も、以前に手作りしたものです。
波の文様なので、海辺の景色として、ふさわしいかなと思い、コーディネート(?)いたしました。