府中で香席 ◆ 慶賀香でした

イメージ 1

今年初の府中フリー教室が1月末に行われました。

この日の組香は、慶賀香。私、初めて…かも。ラッキー!でした。

府中フリーは、たいてい香組した方が香元を務め、筆者は立候補か、家元が指名します。

…で、この日は私が筆者に。久しぶりです。緊張です。



筆者は、香記を記すのがお役目ですが、ただ一心不乱に書いていればいいというものではなくて、

香元と一体となって、香席を務めなければいけません。

炉の火加減、炉の回り具合に気を配るのは当然のこと、時には香元をフォローしたり、香元の手足となって動いたりいたします。

もちろんのこと、香記もしっかと書き、できれば、そのお席ならではの景色を残すことができれば…

…って、なかなか、できないんですよ、これが。笑



で、完璧は最初からあきらめて、この日の私は、ひとつだけ気合を入れました。

筆者の書く文字の量は、組香によって違うし、お客様のお答えや、出によっても違ってきたりするのですが、

私の場合、書く文字量がいっぱいになると、どこかの時点で、

(ひい~早く書き上げないと~ああ~…もう速さ優先!)的な心境になりがちだったのですが、

この日は、たとえ皆様をお待たせしても(それもどうかな~笑)、最後のひと筆まで心をこめて記そうと思いました。

ヘタな字でも、心をこめて。(…というか、心をこめないと、もっとヘタになる!)


できあがった香記がお客様を一巡する時、お客様の表情をこっそりうかがい、

にっこりほほえんでいるお顔に出会ったりすると、天にも昇る気持ちがいたします♡

それに、筆で文字を記すのは、やっぱり、おもしろい!