府中で香席 ◆ 鶯香でした

いつも、お席が始まる前に、香組を担当された方がその日の組香をざっと説明するのですが、

あらかじめ自作のレジュメ(しおり)を用意されていることが多いんですね。

この日の、鶯香のレジュメは、

文だけじゃなくて、松、竹、梅、鶯の手書きのかわいいイラストが添えられていました。

ちょっとしたことですが、香席へのワクワク感を盛り上げてくれます。(意気込みも感じます!)


初音を聞くにはまだ遠いような寒い日でしたが、

本香六炉を聞いた時に、私は、ぱっと緋色のイメージが広がって、

紅梅が咲き匂う絢爛たる春の世界に浸ることができました。


それにしても、「鶯」が出たら、(あと何包残っていようと)そこで終わりになる組香って、素敵ですよねぇ。

残念ながら(…ん?幸いなことに?)、本香一炉で鶯がでたお席には、まだ遭遇したことがありませんが…