閑話嗅題2*花よりワイン~

先日、渋谷のワインショップでいろいろグラスで飲んでいた折に、

(わたくし、お酒が大好きなのです)

佐曽羅の香りがする赤ワインと遭遇しました。

(いろんな香りを感じる中に一抹、佐曽羅を感じたということですけどね。)

そういえば、ワインも香りを楽しむ世界で、

香りのことを表現するのに、言葉を駆使しますよね。

モーニングで連載しているワインの漫画「神の雫」に、

主人公の神崎雫がワインを味わって、突然、イメージの世界へぶっ飛んでしまうという表現が

よく出てきますが、たいていの人は「大袈裟だよなぁ」と言いますが、

お香をしている人にとっては、大袈裟でもないように思いますが、いかがでしょうか。

香席で、心に響く香りと出会った時に、同じような感覚になりませんか?

それにしても、神崎雫が香席にいたら、どんな鑑賞をするでしょうね。

宿敵のワイン評論家、遠峰一青だったら、まちがいなく、

「おお、おお、お…」というやつを最大級、連発するでしょうね!