着物で香席 ✿ 雪見香でした

イメージ 1

雪見にはまだ早いようなお天気でしたが、

二十四節気でいうと、あと2日で、もう小雪なんですね。

本日の雪見香は、江戸時代の雪見の風情をちょっぴり感じていただけたら…そんな香組でご用意いたしました。


香元や筆者は、席中、お客様の表情にひきつけられることがよくあります。

うっすらとほほ笑んで香りに入り込んでおられるお顔や、

あっ、この香り○○みたい!と何かに気づかれたようなお顔、

はたまた、???なにこれ…わかんない…と首をかしげられたり。

そのたびに招く側としては、嬉しかったり、どきっとしたりするわけですが。

今日の雪見香は、試香・本香あわせて14包もたく組香でしたので、

お客様の表情の変化…さいしょ緊張気味だったお顔が、だんだん、ほぐれて表情豊かになるご様子に触れ嬉しゅうございました。

何より嬉しかったのは、香席の「ゆったりとした時間の流れ」に浸って楽しんでくださっている…と感じられた事でした。

みんなで同じ小舟に乗って、ゆらりゆらりと雪見に出かけるような心持でしたよ。