関屋香 盤物

久々の盤物!
たっぷり楽しみました。

場面は源氏物語、関屋の巻。
逢坂の関での源氏一行と伊予介一行との行き合いを、香木の香りを聞くことで、場面や心情を味わい、かつ、盤を動かすことで視覚でも楽しめる組香です。
盤上では表現されていませんが、伊予介一行にはとうぜん空蝉が…

もう、香りを通して空蝉の存在をビシビシ感じましたよ。

一行(3つのお人形)が離れないように進める決まり事も、心憎い~。

写真は、双方が関を越したあたりに配置して撮ってみました。
イメージ 1
ちなみに、手前が源氏方です。

お顔は、こんな感じ。
イメージ 2

この日のお席では、源氏物語とは逆で、伊予介方が先に関を越しました。
それにしても、
一炷開のテンポが、関での場面を体感するのにぴったりで、
しみじみ、いい組香だなぁと思いました。

そうそう。この盤はですね、結構大きいのです。
こういう盤物を、時間をかけて楽しめるのも、
府中フリー教室ならではですね。