着物で香席 ◆ お香で秋みつけた
秋分の前日、青山ゑり華さんでのお香の会でした。
組香は、略・十種香。
府中と同じ組香ですが、香組は別。香名も香木も違います。
青山では、サトウハチロー作詞の歌をモチーフに、それぞれの秋を見つけていただこうという趣向です。
さらに、今回は、ゑり華では初めての「平常手前」による香席。
ただし机と椅子の、立礼での平手前ですが。
さて今回も、お客様ぞれぞれの香りの感じ方が面白く、お話しいただいて盛り上がることしきり。
ご常連のYさんは、小さな秋の三番の歌詞まで知っておられて、
それにちなんでしおりをデザインしていましたので、わかっていただけて感激でした。
聞けば、お住まいの近くにサトウハチロー記念館があるとのこと。うーん、運命ですね。
今回もお客様の笑顔に助けられての香席。
正式なお手前に触れていただこうとの企画でしたが、
白状いたしますと、香元の私は、いろいろと、してはいけない事をしでかしておりまして、汗
今さらながら実力不足を思い知った次第です。
K師範に撮っていただきました。
手前の指導をしていただき、筆者をしていただき、師にシャッターまで切らせるという…鬼ですね、私。
(ピントがぼやけているのは、ふがいない弟子に対する怒りのため…ではないことを祈るっ)
お着物は、古心流の同士Mさんからいただいたものです。華やかでいい、とお客様に褒めていただきましたよ。