狭山で香席 ◆ 竹取香でした

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11月3日、満月の日、狭山香道倶楽部による「竹取香」の香席が行われました。

この日はお客さんとしての参加でしたので、着物のコーディネートは遊んでみました。大正ロマン風です。
帯、羽織は、古着物屋さんで昔求めたもので、お着物は同志Mさんにいただいたものです。

ちょっと見えづらいですが、帯に鏡の刺繍があるので、かぐや姫…満月…つながりのつもり… (遠いかな?)

「竹取香」は、物語の祖(おや)といわれる竹取物語がテーマの組香です。

物語の世界に入っていただくために、特別な趣向が盛り込まれている、それは素敵な組香です。

実は私、招く側ではなく客として竹取香を過ごすのは、これが初めて。
(こんなに面白かったのか!!)と改めて感嘆いたしました。

そして、この日のための香組のなんと素晴らしかったこと。

芥川龍之介の「蜘蛛の糸」ですよ。それがまたピタッとはまって、実に楽しめました。

なんと、香席の最中に、天井から蜘蛛の糸がおりてくるというハプニングつき!

なんか…もう…神がかりです。 蜘蛛も香を聞きにきたのかしら…?

でも、この蜘蛛を目撃したのは、実は筆者ひとり。打ち上げの席で語ってくださり、みな驚きました。


狭山香道倶楽部は、K師範指導のもと長く香道を続けておられる皆様です。

毎年の文化祭、いつも心憎い趣向で楽しませてくださいます。

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香席を終え、床の前でほっとひと息の香元と席主。…お軸の中にも満月が…?
(香元の横顔、揺れてしまいました。陳謝)


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K師範の帯には、かぐや姫が…?
遠くに見えるのは、蜘蛛を目撃した筆者。おかたづけの最中です。



狭山香道倶楽部の皆様、素敵な一日を、ありがとうございました!