着物で香席 ✿ 鵜飼香でした
水菓子の中に鮎が泳いでる~…ご覧になれます…?
7月のゑり華お香の会は「鵜飼香」でした。
盤コレでご紹介した「鵜船香」とはまた違う組香です。
本香二部形式で、一部では名乗紙で答え、二部では札を使う…など特徴的な箇所がいくつもある組香ですが、
ドラマチックなのが、本香二部で「月」が出たら(残り何包残っていようが)そこで終わり…というところです。
これは、月がこうこうと照っていると、鵜舟でたく篝火の効果が薄れ、思うような漁ができない…ということを表しているのかなぁと思います。
(なぜ、篝火をたくかというと、鮎は光を嫌うので、驚かせて逃げるところを鵜が捕まえる、という事らしいです)
このお席では、わりと早めに月が出たために、「んもう、これからって時に…」と悔しがるお客様もいらして、みなさまの「物足りない」思いが、お席に満ち満ちてしまいました。笑(いや、笑ってる場合じゃない)
「来月の香席は参加したいなぁ…」と、お店のOさん。(「たすきがけ」クリアー!)
春に帰郷したさい、母から強奪した(?)明石縮でお席をつとめました。 おかーさま、感謝。